各地区の犯罪件数を人口で割ることにより、人口あたりの犯罪発生率を算出しました。練馬区では犯罪の発生件数自体は多いものの、それ以上に人口が多いので犯罪発生率は低めになっています。
また、犯罪件数の内、約2,300件は自転車の窃盗や万引きなどの軽犯罪で、強盗や命に関わる重大な犯罪は少ないという結果が出ています。
練馬区は、繁華街や歓楽街が少ないため、それほど犯罪件数は多くなりません。
練馬区で行われている5つの防犯対策
練馬区ではさまざまな防犯対策が行われていますが、その中から5つの防犯対策をピックアップしてご紹介します。
特殊詐欺被害を未然に防ぐための取組
練馬区安全・安心パトロールカーの導入
防犯カメラなどの設置・維持管理費補助
防犯ブザーの配布
高齢者対象セーフティ教室
参考元:
練馬区-安全・安心(防犯・防火)それぞれの内容を、詳しくみていきましょう。
特殊詐欺被害を未然に防ぐための取組
令和5年度、練馬区ではオレオレ詐欺などの【特殊詐欺】の被害件数が150件ありました。被害総額は2億8110万円にのぼります。このような特殊詐欺被害をなくすための取り組みとして、練馬区では自動通話録音機を無料で貸し出しています。
貸出場所は、練馬・光が丘・石神井警察署、地域包括支援センター、消費生活センターの5箇所。まずは、危機管理課安全安心係(03-5984-1027)まで問い合わせを。
練馬区安全・安心パトロールカーの導入
練馬区より委託された警備員によって24時間365日、公園や通学路などのパトロールが行われています。パトロール中は時間帯に応じて、自転車盗難や特殊詐欺の防止、子どもたちの見守りなどを、放送設備を使って呼びかけています。
防犯カメラなどの設置・維持管理補助
「地域のことは地域で協力して守る」の考え方にしたがって、地域のパトロール団体へ向けて、防犯設備の整備費や防犯カメラの維持管理に必要な費用の補助が行われています。
ただ防犯カメラを貸し出すのではなく、必要な電気代や保守点検料、修繕費や移設費に対して補助が出るという点が特徴的ですね。
防犯ブザーの配布
練馬区内在住・在学の新小学1年生や小中学校の転入生、区外から転居してきた中学生、そして一人暮らしの高齢者に対し、防犯ブザーを無料で配布しています。犯罪に巻き込まれそうになったときや災害などで被害に遭ったとき、ブザーを鳴らして音で周囲へ危険を知らせることができます。
高齢者対象セーフティ教室
高齢者を狙った特殊詐欺やひったくりを事前に防ぐため、警察署生活安全課より講師を招いて不定期でセミナーを開催しています。振り込め詐欺や還付金詐欺などの手口を知っておくことで、騙されるリスクを減らすのが目的です。
練馬区内の治安のいい地域ランキング
ここからは練馬区内で治安のいいエリアをランキング形式で紹介していきます。
ランキングは練馬区を4つのエリアに分類し、凶悪犯罪の件数が少ない順で算出しました。