練馬区は地震に強い?
練馬区は、東京23区の中でも地震に対して比較的強い地域です。東京都の地震に関する地域危険度測定調査によると、練馬区の多くの地域が危険度の低いランクに分類されています。
» 初めてのハザードマップと練馬区に住むなら知っておきたい防災の基本
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高台にある台地は地震の揺れに強く、液状化や水害などのリスクも比較的小さいとされていますが、練馬区はほぼ全域が武蔵野台地に位置しています。だから、全体的に地盤が強固で安全なのです。
耐震構造について
耐震構造とは、壁に斜めの補強(筋かい)を入れたり、面材を張ったり、接合部を金具で補強するなどして建物全体の強度を高めた構造をいいます。柱や梁などの部材も建物の重さに合わせて大きくし、地震の力に対して抵抗力を持たせます。建物を強固にすることで揺れに耐え、倒壊を防ぐことで人命を守るのが、耐震性向上の主な目的です。
旧耐震基準と新耐震基準
耐震基準とは、建物が一定の揺れに耐えられるよう建築基準法で定めた最低限クリアすべき基準のこと。
日本における耐震基準の変遷を簡単に説明すると、まず、1948年(昭和23年)の福井地震の被害を踏まえて、1950年(昭和25年)に建築基準法が制定されました。1981年5月31日までの期間に適用されたこの基準が『旧耐震基準』です。
その後、1978年(昭和53年)の宮城県沖地震の教訓を受け、1981年(昭和56年)6月1日から新たな基準である『新耐震基準』が施行されました。
さらに、1995年(平成8年)の阪神・淡路大震災を契機に、2000年(平成12年)6月1日には木造住宅の耐震性を強化。これが『2000年基準』ともいわれる、現行の耐震基準です。
日本における耐震基準の変遷を簡単に説明すると、まず、1948年(昭和23年)の福井地震の被害を踏まえて、1950年(昭和25年)に建築基準法が制定されました。1981年5月31日までの期間に適用されたこの基準が『旧耐震基準』です。
その後、1978年(昭和53年)の宮城県沖地震の教訓を受け、1981年(昭和56年)6月1日から新たな基準である『新耐震基準』が施行されました。
さらに、1995年(平成8年)の阪神・淡路大震災を契機に、2000年(平成12年)6月1日には木造住宅の耐震性を強化。これが『2000年基準』ともいわれる、現行の耐震基準です。
2016年(平成28年)熊本地震において、旧耐震基準の木造建築物の倒壊率は28.2%(214棟)。新耐震基準の木造建築物の倒壊率が8.7%(76棟)で、2000年基準の木造建築物の倒壊率が2.2%(7棟)という結果を見ると、旧耐震基準と新耐震基準の耐震性能には大きな差があることがわかります。
1981年(昭和56年)5月以前に建築確認の下りた住宅にお住まいの方は、一刻も早い耐震改修・建て替えをご検討ください。
参考元:国土交通省-「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会」報告書のポイント
1981年(昭和56年)5月以前に建築確認の下りた住宅にお住まいの方は、一刻も早い耐震改修・建て替えをご検討ください。
参考元:国土交通省-「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会」報告書のポイント